宝塚ぱんだ団〜2人の子ぱんだとヅカ好きぱんだ団長〜

北国の片隅から宝塚への愛を叫んだり、潰瘍性大腸炎の幼稚園児と食物アレルギーの気配の0歳児とのてんやわんやを綴ったりします

NHK-BS 『SUPER VOYAGER!』

2018年ですね!

なぜだか2019年になった気がしていて、2018年賞味期限のインスタント食品を捨ててしまったぱんだ団長です。

 

そんな新春(どんな新春)1月2日、BSで放送された雪組公演『SUPER VOYAGER!』を繰り返し見ています。上演中の作品を綺麗な映像で見られるなんて、なんてなんて有難いの!

ショーは特にキラキラしますでしょ。衣装とか舞台上のもろもろが。スカステの放送をあんまり高くない画質で録画すると、そのキラキラがボヤけてひどいことになるんですよね。

本当もう…頑張ろう?スカステも画質もう少しがんばってみようよ。NHKさんは12月から8Kはじめるってよ?何8Kって。8個キッチンある間取りかと思ったわ。ビックリビックリ。

あの紹介の仕方はお芝居のロベピの方も収録してあって、いずれ8Kで放送してくれるってことですよね。すごい時代になったもんですね。

 

 

そんなわけで(どんなわけだ)『SUPER VOYAGER!』の感想を書きます!

 

まずは度肝を抜かれた望海さんのゴンドラ登場についてですが、初日映像をスカステで見た時から密かに、望海さんにあのええ声で「ウェルカム、ようこそ」って歌われると、一瞬あれ?ここはプチ・ガルニエかな?って思ってしまうるろうにの魔法。

「ようこそおれの海へ」なんて歌って許されるのは若大将か、望海さんだけですよね。(と思いつつ、初日映像をニュースで見た直後どうしても言ってみたくなり、起きてきた夫におはよう代わりに言ってみたところ、サクッとスルーされたことをご報告いたします。)

 

そんな(個人的に)衝撃のオープニングの他にも、噂に聞いていた通り赤面必至な歌詞の連続。それを舞台のまん中や銀橋を渡りながらキメキメで歌い上げるスター達。すごいなジェンヌは。

見てるこっち側の宝塚ファンは本当もう、これが新年早々全国津々浦々のお茶の間に流されたかと思うだけで、身悶えするほど照れ臭いのですよ。自分書いたわけじゃないけど、自分のポエム朗読されてるかのような気恥ずかしさ。何なんでしょうね。どうもファン以外の一般人?が宝塚をどう思うのかに敏感になりがちです。望海さんもそんなことある?

 

しかし野口先生は、どんな思いであの歌詞を書いたんでしょうね…あれかな、何か楽しくなってきちゃう眠さのピーク越えた夜中あたりに書いて、 その勢いのままいっちゃったのかな。

 

歌詞以外にも場面ごとのタイトルにもこだわりが感じられますよね。プログラムを買っていないので、場面ごとにタイトル書いてくれるNHKさんにありがとう!です。わかりやすいもの。

第1章はプロローグ、第10章がフィナーレで

第2章 HOPE
ー希望の花ー
第3章 OCEAN
ー海に浮かぶ月ー
第4章 WIND
ー風に舞う雪ー
第5章 BIG DIPPER
ー北斗七星ー
第6章 DIARY
ー夢の宙船ー
第7章 DIAMOND SHOW TIME
ー希望の海へー
第8章 BLIZZARDS
ー暴風雪ー
第9章 PASSION
ー情熱ー

と書いてありました。

公式の解説にも、

望(HOPE)」「海(OCEAN)」「風(WIND)」「斗(BIG DIPPER)」と新トップスターの名前にまつわる場面を中心に、未来への希望に満ちた場面の数々で構成。

とありますが、その他にも第2章〜第6章のサブタイトルに花月雪星宙が順に入っているあたりにこだわりを感じますね。野口先生…宝塚本当に好きなんだろうなぁ。

 

私は第3章と第9章が特に好きです。

歌なしダンス中心の第3章。『魔女の宅急便』の曲がまたいいんだ。ディズニーも素敵だけど、やっぱりジブリよね。かなりジブリ作品と久石譲音楽に育てられてきた世代なもので。

ここの場面みんな本当にかっこいいダンスです。娘役さんもクルンクルンのビシバシで踊ってて(表現力…!)本当見てるだけで運動した後の爽快感を感じられるほど気持ちいい。

 

第9章は咲ちゃん(彩風)が娘役さんはべらせて大階段にいるのを見て「2番手になりはったんやな」と朝ドラに感化された関西弁で思ったり、扇持ってスリットから御御足チラリンで踊りつつ歌ってる娘役さんたちが美しくてかわいくて好きすぎて、ぼーっとしてるうちに男役さんの場面に。

『アンダルシアに憧れて』という歌を、私知らなくてですね。最初独特な世界観の歌詞に「野口…どうした⁉︎」とか思っちゃったんですけど(濡れ衣)

でも、とんでもなくかっこいいですよね。今の宝塚で「ボス」が最も似合うのは望海さんだとあらためて思いました(専科除く)。夏美ようさんのラスボス感と実は主人公のパパ率は異常。

「必ず行くからそこで待ってろよ」って、なにその映画なら間違いなく死ぬフラグだよねっていうセリフ。でも…待つよね。ホームのはじでいつまでも待つわ。あんな花柄のシャツ着てジャケットプレイされたら待つしかない。あとちゃんと時計見ながら「8時半」て言う「はぁん」のところが好きです。(細かい)

 

全国ツアーでこのショー来るんですよね。チケット取れるかなぁ。生で見たいなぁ是非。

メンバーは半分だし、退団されてしまうコマさんの歌声は聞けないけど、真彩ちゃんの「はあーい!」は聞けるのであろうし。(ツボ)

メンバーの振り分け見て、主演のあーさ(朝美)はもとより、ひとこ(永久輝)、沙羅アンナちゃん、叶くんの97期3人や、まなはる(真那)、あすくん(久城)の雪組の芸達者(口も)もみんな来ないやないかーい!と悲しんだ後で、

全ツの方のメンバー確認してみて、アレアレこの人もこの人もみんな好き…上から下級生の方まで見て、眞ノ宮くんくらいまで顔わかるしみんな好きだみんな来てくれるのね嬉しい!ってなる雪組の魔法。

見たすぎて悲しくなってきたので、あんまり考えないようにします。(遠足の前の日ブルーになるタイプ)

 

そんなこんなで今年も宝塚に元気をもらってガンバローと思います。