宝塚ぱんだ団〜2人の子ぱんだとヅカ好きぱんだ団長〜

北国の片隅から宝塚への愛を叫んだり、潰瘍性大腸炎の幼稚園児と食物アレルギーの気配の0歳児とのてんやわんやを綴ったりします

あなたとご一緒ならどこへでも

1月13日…私たちのあの日…!恥ずかしいわ!

というわけで(どうした突然)ぱんだ団長です。

 

1月13日と言えば『うたかたの恋』を思い出しますよね(偏った意見)。12月14日が討ち入り、討ち入りの日なら杜けあきさんの『忠臣蔵』を見ないといけない!という気持ちになるように。

 

1月13日から2人の最期の日である1月30日のあたりは『うたかたの恋」を思い出し見たくなります。ちなみに赤穂浪士の討ち入りがあった12月14日というのは旧暦での日付で、今で言えば1月30日にあたるんですよね。こりゃなんたる偶然!忙しいわぁ1月30日(勝手に忙しがるのは仕事できない人だっていう証拠ですよ)。

 

うたかたの恋』はですねぇ、私が宝塚にどハマりした原因の1つとも言える、大好きだった作品でしてね。「夢まつら'94」の中で、前年の星組大劇場公演『うたかたの恋』を怪我のため休演されていたシメさん(紫苑ゆう)と、私の永遠のヒロインの一人であるところの白城あやか様とが、大階段を使ったプロローグを再現した場面がありまして。もう何だこれと。曲、セリフ、衣装、全てもうときめきが止まらないと。

シメさん版は映像が残っていないらしく、麻路さきルドルフバージョンの放送されたものを録画して、これも本当に何度も見ました。朧げな記憶で、確か衛星第二WOWOWのどちらでも放送されたように思います。で、WOWOW版はマリーがウェディングドレス着てるラストシーンで彼女の墓碑銘「花の如く萌え出でて花の如く散りぬ」が縦書きで表示されて、幕が降りる前の幸せそうな2人の姿(ルドルフの顔だったかな)で静止画になって終わるんですよ。それがまたねいいのよ。今時では考えられないですよね。作品をちょっと編集しちゃうというのは。昔はあったんですね。(私の思い違いでなければ…)

 

シメさん版はその後ライブCDだけ見つけて購入しまして、私のゴリ押しで目的地がウィーンとなった新婚旅行の時、往復の飛行機でエンドレスリピートで聴いておりました。私の中で『エリザベート』よりも先に『うたかたの恋』だったんですよねぇウィーンは。

 

でも若い頃は好きだったこの作品も後からはちょっと素直に楽しめなくなった時期もあり…

不倫突っ走って心中されたら、いくら不仲でも嫁どんな気持ちよっ!と思ってしまう、そんな年頃もありました。

あと再演されるたび、最初の刷り込みが強すぎて(あれも初演ではないですけども)なんかコレジャナイ感を覚えてしまって。

 

まず実際に観劇できたのが、99年の月組全国ツアー(真琴つばさルドルフ、檀れいマリー)と、00年の宙組全国ツアー(和央ようかルドルフ、花總まりマリー)なんですけど、月組版は、ルドルフ超カッコいい!けどマリーなんか動きがぎこちない…という感想を持った記憶があります。麗しの檀れいさまではありますが、急に路線にあげられて、はじめの頃は色々お下手でらしたんですよね。団長的に娘役さんに求めるのは歌、ダンスも必要だけどそれより、芝居というか動き方とか佇まい、声の質とか、ヒロイン力とでも言うんでしょうかそういうものなんですよね。それがだんちゃんは(就任当時は)全然だったので、何かちがうな…と。

宙組版は2人ともお上手だったんです。ですが、はなちゃんはもうマリーではないな…と感じたような。ミリー役のイメージが強かったせいもあるかなぁ。あと、和央ようかさんがそこまで好きでなかったのもあってか、あまり素敵と思えなかったんですよね。

 

それに全国ツアー版になると、どうしてもプロローグの大階段が数段のセットになるので、それが、どうもね。ショボイ

06年の花組(春野ルドルフ、桜乃マリー)にいたっては、さらにこじんまりしてた階段だったような。映像でチラッと見ただけなんですが、好みじゃなくて全編見る気にならず。(好きな方すみません)

 

でも13年の宙組(凰稀ルドルフ、実咲マリー)は、映像だけですけど、かなりよかったです!久々に見て、やっぱりいいな、好きだなと思えました。みりおんはマリー似合うタイプじゃない娘役さんだったと思いますが、それにもかかわらず、なっていましたマリーに。声も可愛らしく出していて、努力のマリーって感じでしたが、普通にかわいかったと思います。かなめさんは軍服似合いすぎて素敵以外の何者でもないルドルフでしたし、この宙組版のおかげで私の中の「うたかたの恋好き」な気持ちが復活しました。

 

次の星組版はどんな感じになるんでしょうね。主題歌を素敵に歌ってくれるといいなと思います。

真風&星風の現宙組コンビでも見てみたかったな、と。今後数年は再演しなそうですけど、こちらにも来てくれる全ツでやってくれたらよいなぁ。でも本当は、大劇場で見てみたい!プロローグだけでも。あの大きな階段に赤い絨毯的なもの敷き詰めて、たった2人そこにいるっていうのが、素敵だと思うんです。

 

来週の月曜日旅に出よう…ってね。セリフも素敵です。そうだ京都に行こうに匹敵する名フレーズ。あなたとご一緒ならどこへでも!なんて言ってみたいよね〜。まぁ私は冬の狩りとかに連れて行かれたら不機嫌になりそうだからムーリーですが(突然現実的)(まず、旅の道連れに誘ってもらえなそう。)

 

次は誰のルドルフが見たいかなぁ。いろいろ想像(妄想とも言う)するのは楽しいです。