宝塚ぱんだ団〜2人の子ぱんだとヅカ好きぱんだ団長〜

北国の片隅から宝塚への愛を叫んだり、潰瘍性大腸炎の幼稚園児と食物アレルギーの気配の0歳児とのてんやわんやを綴ったりします

フートの日雪組『ファントム』千秋楽

雪組『ファントム』千秋楽おめでとうございました!

 

私もライブビューイング観て参りました。

耳が幸せ〜でございました。

 

 

以前のライブビューイングの際感じた

映画館側の音響の問題と思われる音の悪さ、割れは特になくて

すんばらしい音!では決してなかったけど…

そこまでストレスはなく楽しめました。

 

 

かわりに

右隣りの人が1幕のだいぶ終盤までポップコーンをサクサクやってるのが気になったり

(ポップコーンってなんであんなに大容量なんだ)

 

左隣りの二人連れが、

木曜日からクラスか職場の身近な人がインフルで休んで、

自分たちも金曜日から超具合い悪い、今も喉痛いしヤバい、市販の風邪薬効かない

とかなんとかおしゃべりしてる(マスクはしてない)のが気になったり

(おかげでこちらはマスクしっぱなし)

 

 

あそこの映画館の椅子が合わないので腰痛が強くなってきて集中できなかったり

 

 

…とそういうストレスが重なり

おかげで泣くとこまでいかなかったです。

感動はしたのに。残念!

 

 

 

『ファントム』は映像でしか見ていなかった私。

 

しかも初演の宙組は和央さんがあんまり好きな方じゃなかったため、チラ見した程度でほぼ覚えておらず。

 

 

花組版はどちらも娘1さんが苦手だったのであまり見る気にならずで

 

それでもらんとむさん(蘭寿とむ)版ファントムは飛ばし飛ばし見たけど、

なんか…いやな話だなという印象が残ってしまい、

 

新人公演版を見て、みりおん(実咲凜音)クリスティーヌが可愛くて

あぁこれなら納得だなと思い

こちらだけ録画を残してあるはず。

 

 

くらいの浅ーい上にマイナスよりの関心度だったのですが

 

 

今回の雪組版を見て、印象がガラリと変わりました。

素晴らしかった!

つくづくファントムとクリスティー

2人ともが歌える人でないと成立しないお話なんだなと思いました。

(なんで二人とも歌得意でないのにやったんだ前回…)

 

クリスティーヌに対してもなんてひどい女!と思ってたけど、

真彩ちゃんのクリスティーヌをしっかり見て

あぁ気持ちわかかもな、若いし

顔見ても大丈夫と本当に思ってたんだろうな

後悔してるのも伝わるし

 

と好意的に受け取ることができました。

 

ファントムもこわっ!キモい!趣味悪っ!

だったものが

 

まぁこわいし、ちょっとキモいんだけど、

ハリボテの幸せを一生懸命自慢するだいもん(望海)ファントムは愛おしくも感じられて

 

クリスティーヌに母の愛を感じ求めたのも納得だし

(真彩ちゃんのこの子なら大丈夫感すごい)

 

だからよりラストに向けて切なくて、

 

悲しいラストではあるけど、

後味悪いようなことはなかったです。

 

 

彩風パパもこんなに歌うまくなったんだ!と感動したし

 

いつもちょっと咲ちゃんのセリフ回し気になっちゃうんだけど、

鷹揚な若干ねっちょりした感じの話し方が、

老け役というかパパ役である今回はかえって合っていて違和感がなく

初めて咲ちゃんの演技でグッとくるものを感じました。

 

そんなキャリエールも大概最低だけど、

(諸悪の根源よね)

 

若かりし頃のキャリエールを演じるのがひとこちゃん(永輝せあ)であるため

まぁ許しちゃうし(ひとこ好き)

 

自分が思っていたより

何万倍もいい作品でした。

思い込みすぎよくない。

反省。

 

 

カメラワークは乱れ気味でしたけど、

まぁご愛嬌かな。

 

大劇場のライブビューイングはよかったのに!

という意見を今作に限らずよく目にするので、

見比べてみたいもんだなぁと思う田舎者

(大劇場楽はやったことないんですこちら)

 

 

しかしなんだかひとこちゃんが映る頻度高かったような?

ひとこ好きには有難い限りでした。

 

セルジョの白い軍服姿も

若かりし頃のキャリエールの爽やかなブルー?の衣装も

よく似合ってて

 

まぁ好きだから目につきやすかっただけかもしれないけど

 

自分で劇場にいてオペラグラスで追ってるような感覚になれました。

(乱れも含めてな。 HA HA HA)

 

(今調べたらセルジョと若かりし頃のキャリエールの二役って、ちぎさん(早霧せいな)も望海さんも新人公演でやってるんだ!いい役じゃないか)

 

 

退団者の挨拶まで初めて見ましたが、

2人ともこれからじゃないかっ!

と思って悲しかったけど

きっと次の世界でも輝いてねー

と心からエールを送ってきました。

 

優美さんの新人公演クリスティーヌが見たかったな。

たわし君の

「2月10日はフートの日!」

がツボでした。

 

組長のみとさん(梨花ますみ)の専科への異動も個人的に感慨深くて。

 

雪組にいらして8年近いとおっしゃってらしたのでもうそんなに!とビックリ。

確か『フットルース』から参加して、ケイさん(音月桂)の退団公演から組長さんに就任されたハズ。

ありがとうございましたという気持ちです。

 

 

望海さんは念願のファントムを渾身の力で演じきって

このあとモチベーション大丈夫かな

と心配になるくらいでしたが、

 

ご挨拶がなんだかかわいくて

無事終わってホッとした笑顔に癒されました。

オーケストラのみなさんがファントムとクリスティーヌとみとさん(笑)の顔写真お面にしてつけてた話もとても嬉しそうにしていて

舞台の上だけでなく、

オーケストラボックスや

多分裏方でもいい雰囲気だったんだろうと

ほのぼのしました。

 

 

ただ特にフィナーレの最後の大階段を大羽根背負っておりてきたあたりとか

つい同期の仲良し美弥ちゃんの卒業のこと思い出してしまって

 

いつ聞いたのかな…望海さんも自分の退団時期心の中で決めてたりするんかな…

 

と作品に対してとは違うしんみりを感じてしまいました。

 

まだまだ望海さんの雪組見せてねーーー!

とスクリーンに向かって念を送ってきましたよ。

 

今はひとまず休んでいただきたいですが

あるのかな休み…心配。

 

 

さて今年はうちの県何回ライブビューイングしてくれるかな。

昨年までは年3回がMAXだったけど…

新年の番組で理事長が

さらにライブビューイングに力入れていきたい的なこと言ってた気がするし(たぶん)

期待して待ちたいと思います。

 

前回の『凱旋門/Gato Bonito!!』

のライブビューイングのときより今回は広い部屋になってて

(まあさま(朝夏まなと)退団公演のときの部屋に戻ってた)

人気度で席数変えられるのって映画館ならではだなーと妙に感心しました。

 

末端の客にもリアルに感じられる人気の尺度でもあるけど、

人気作はどんどん見られる人を増やすことも可能なわけで、

経営者側がやる気になるのもわかる気がします。

 

どんどんやってくれー

全国ツアーも頑張ってくれー

と関西方面に念を送っておきました。