越路吹雪物語
テレビドラマってなかなか続けて見られないタチなんですが、朝ドラはわりとよく見ます。
たぶん1話の時間が短くて、続きがすぐ翌日わかって、結構な大問題もたいてい1週間でカタがついて、たとえ見逃してり録画し忘れても再放送や総集編が何度も放送されるところが性に合うんだと思います。
(1時間見る根気がなくて、翌週まで待つ我慢ができなくて、深刻な問題を見せられるのが苦手で、一度のチャンスというプレッシャーに弱い。SO!DAME NINGEN!)
先週の朝ドラを見ていて、ヒロインよりセリフ多いじゃないか?ってくらい、出番の多かったヒロインの旦那さんが体を壊し、寄席の今後について考えちゃってる流れを見ながら、
あぁもう来週あたりで最終回だもんなぁ
なんて思ってたんです。
朝ドラ歴まぁまぁ長いからね私なんてのは、先の流れ読めちゃうわ〜みたいな。
そしたらまだ一ヶ月ありますよね。
勘違い甚だしい。
勘違いというか、プリキュア脳になっていました。
プリキュアとかあのチャンネルの子供番組って2月で新番組に切り替わるんですよね。プリキュアがちょうど最終回だったのでついね。
もう新シリーズのグッズのCMやってましたよ。バンダイめ…
そんな朝ドラよりも今、夢中になってるドラマがめずらしくありまして。
『越路吹雪物語』です。
一話の時間が20分で、帯ドラマ。実在のスターのお話なのでザックリ流れもわかっていて過剰な緊張感もない。(メンタル弱い)私向き!
何より、宝塚出身のスターが登場人物で、出演者にも元ジェンヌさんが続々と登場することが見逃せない理由ですよね。
地上波に舞い降りた天使であるところの咲妃みゆちゃんが100万ドルのえくぼ乙羽信子さんを演じてます。
似合うんだなぁこれが。ネスレの番組で舞台っぽい発声になってしまって苦労した…というようなお話しをされていましたが、素人の私には全くそんな違和感は感じられず、映像でもゆうみちゃんは人を惹きつける演技をするな、天使だな〜(結局それ)と思って見てます。
OGなりたての方が地上波に出ると、見てるこっちが緊張しちゃう!なんてことも多いですが、そんなこともなくて。娘役さんの方が自然に馴染みやすのかもしれないですね。
主人公が憧れる先輩スターの役で、音月桂さんが出演されてるのも私のときめきポイント。
ケイさんはそれこそ、昔出てたドラマはなんか見てる方が緊張したんですけど(小声)
今回はスンバラシイ!と思ってます。憧れる対象として説得力抜群!
出番も結構あるし、いい役です。男役さんでスカート姿でも、当時は普段そうだったんだろうな、美しい人って感じで素敵〜と、主人公と一緒に憧れの眼差しで見ております。
実際歌おうが、踊ろうが、ケイさんならバッチリですからね。お任せください(誰なんだオマエは)
でも舞台を再現したシーンはどうしてもショボイですね。人数は少ないし、セットもないし。衣装もわざと昔っぽくしているのかどうなのかダボっとした燕尾だったり。仕方ないとは思いつつも、もうちょいそれらしいシーンがあるとよいのになぁ
などと欲張りなことを思ったり。
とは言え、昔の宝塚の雰囲気がわかるのは楽しいです。特にジェンヌさん側から描かれているため、自分が当時の生徒になったような気分が味わえます。
主人公の瀧本美織ちゃんはさすがに越路吹雪さんの歌声には思えないけど、ハツラツとしてて好感が持てます。でも歌もダンスもあって大変そうだなと。主人公だから有名な女優さんがやらないといけなかったんでしょうけど、宝塚の人がやるとしたら誰がいいかな、なんて夢想してみたり。
青年期は現役の生徒さんじゃないと厳しいですよね。パッと浮かんだのは星組の天華えまくん。実力あって、陽タイプ。あぁでもコーちゃんは歌以外落ちこぼれ設定だったか…
しかもコーちゃんの初恋が絡んでくるし、スカート姿だし、やっぱり生徒さんでない方がいいのかなぁ。
とかなんとか、なんだかんだ言って実は私の心に一番響いているのは、主人公コーちゃんをのちに支えていくことになる岩谷時子さんとその家族のシーンなんです。
いい家族なんですよ。特にお父さん!病床にありながら明るくて、娘のことを本当に思っている一言一言に泣かされます。
今日もお母さんのセリフだけでお父さんの人柄が伝わってきて…
時子役の木南晴夏さんも好きな役者さんだし、ゆうみちゃんやケイさんの他にもピッタリだなぁと思う方ごたくさんで、青年期がずーっと続けばいいのになんて思っちゃうくらいです。
明日も楽しみだー